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第5回 『PEファンドとコーポレート・ガバナンス』
~社外取締役の観点から~

おわりに

社外取締役選任強化の動きは上場企業を中心に進んでいますが、ステークホルダーに配慮しながら中長期的な視点から企業価値向上を図るというコーポレート・ガバナンスの本質に鑑みれば、社外取締役に期待される役割は未上場企業でも変わりません。実際の経験からも、経営の本質に迫る活発な議論、また議論の結果に重要な意思決定を下した場面に立会い、大きく成長した姿を見たことから、適切な社外取締役の派遣と活用がその会社の価値向上に大きく影響を及ぼすことを信じて疑わないものです。

PEファンドの投資事例が起爆剤となり、それまでのしがらみを断ち切って社外取締役が選任され、企業価値を上げる事例が積み重なれば、ガバナンス強化への貢献がPEファンドの社会的意義として認知されることとなると思います。

著者プロフィール 漆谷 淳(うるしたに あつし)

ポラリス・キャピタル・グループ株式会社 チーフIRオフィサー 
株式会社中国銀行にて個人・法人渉外等の営業店業務を経験した後、国際部、資金証券部にて国内外有価証券のリスク管理業務、オルタナティブ投資業務に従事。2004年12月KFi株式会社に入社。マネージャーとして、金融機関向けリスク管理、内部監査、規制対応(バーゼル対応を含む)、事業法人等向け内部統制、コンプライアンス対応等のアドバイザリー業務に従事。2007年11月エー・アイ・キャピタル株式会社参画。ディレクターとして、国内外のプライベート・エクイティ・ファンドを投資対象としたファンド・オブ・ファンズの運営業務、投資一任業務、アドバイザリー業務を牽引。2014年2月ポラリス参画。
京都大学法学部卒業

著者プロフィール 袴田 隆嗣(はかまだ たかし)

ポラリス・キャピタル・グループ株式会社 ヴァイス・プレジデント
Ernst & Young Transaction Advisory Servicesにて、投資ファンドの投資検討先企業のデューデリジェンスや外資系メーカーのアウトイン案件におけるM&A後の統合サポートに複数関与。2010年9月ポラリス参画。
東京大学教養学部卒業
東京大学公共政策大学院法政策修士課程修了

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